Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://six001.blog116.fc2.com/tb.php/882-786c9a68
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

梶浦由記さんインタビュー アニメやゲーム音楽で圧倒的な人気を誇る“梶浦サウンド”の秘密を徹底解剖!

<劇場版 「空の境界」 忘却録音 <完全生産限定版> [DVD]梶浦由記さんインタビュー アニメやゲーム音楽で圧倒的な人気を誇る“梶浦サウンド”の秘密を徹底解剖!

アニメ映画「空の境界」の最終章となる第七章が8月8日に公開された。
奈須きのこによる第七章に及ぶ長編伝奇小説を原作に、'07年から数カ月おきに劇場公開されている。過去の作品はDVD化され、オリコンチャート1位を獲得するなど話題を呼んでいる。
この作品に欠かせないのが、アニメ映画「空の境界」の全音楽を担当する梶浦由記だ。アニメやゲーム、映画などの音楽を手掛け、その壮大なメロディーからファンの間では“梶浦サウンド”とまで称され人気を博している梶浦の魅力に迫った。

TVサントラ/「歴史秘話ヒストリア」オリジナル・サウンドトラック [CD]

梶浦由記/TBS系アニメーション「PandoraHearts(パンドラハーツ)」オリジナルサウンドトラック1




――壮大なイメージの曲が“梶浦サウンド”の特徴ですが、これまでどんな曲を聴いてきたのですか?

音楽を聴き始めたきっかけが、子どものころよく連れて行かれたオペラだったんです。
いい音楽を聴くと、子どもながらにすぐ好きになってしまって。
そのころはオペラしか聴いていなかったくらいですね。オペラはすごく大げさで、見ていると興奮してドキドキする。
音楽の初期体験が、ただ聴き流すものではなく、どっぷりと浸かって聴くものだった。
その時の感動や、心を揺さぶられた時の気持ちが忘れられなくて。今自分が作っている音楽はオペラとは全く別のものですけど、自分の音楽も、何となく聞き流すような音楽よりは、どっぷりと浸かって聴くような音楽でありたいな、と思っています。


――どんな音楽がお好きですか?

子どものころは家でクラシックばかり流れていたので、兄が反抗して(ザ・)ビートルズを聴き始めたんです。
初めはわたしも生意気に「お兄ちゃんうるさい」とか言ってたんですけど、だんだん染まっていって、ドハマリしてしまって。
わたしが小中学生の時はブリティッシュ・ポップが黄金時代で、ABBA、 Queen、The Policeが出てきて、信じられないような大御所に包まれていたんですよ。
とにかくメロディアスでいいバンドが多くて、ポップスの世界にはまってしまって。
そのあと、シンセでピコピコいう、ブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれている時代がやってきて、ああ、こういう音楽のやり方もあるんだなって思って、またドハマリしました。
そのあとは、今ヒーリングと呼ばれているはしりのようなニューエイジ系とか、ワールド系とか、その辺りのチャートはずっと追っかけてましたね。
高校生の時も、毎週一言感想入りでチャートをノートにつけてました。恥ずかしい(笑)。


――メロディーはどんな時に思い浮かぶのですか?

本を読んでいる時や、絵を見ている時が多いですね。
勝手にテーマソングが思い浮かびます(笑)。
イメージ的に出てくるので、5線に描いたり、マックに打ち込んだりしてから続きを読むようなことはしょっちゅうですね(笑)。


――どんなジャンルの本を読んでいる時に思い浮かぶことが多いですか?

イメージが出てきやすいのは、幻想文学とか詩ですかね。
やっぱりミステリーや時代劇では出てこないですね(笑)。
ラテン系の小説ももともと好きなので、何となく出てきやすいです。
逆に、気晴らしをしたい時は、そういうジャンルの本は読みません。頭から音が出てきてうるさくならないように、時代劇などの読み切りの本を読みます。
幻想文学を読むと、(音楽が出てきちゃって)気晴らしにならないんです。


――メロディーはすぐに思い浮かびますか?

出てくる時は出てきます。でもそれは結局自分が今まで聴いてきた音楽の蓄積で、それが本のイメージと合ったりして、引っ張り出されてくるものだと思うんですけどね。
出てくる時はポンッと全部出てきちゃって、「メモできない!」って困ります(笑)。
曲数を書かないといけない時はひたすら作って、もう何にも出てこないって思うんですけど、ふいにそこから離れて、コンビニに買い出しに行ったりする最中に出てきたりもします。
「忘れる、忘れる」とか言って歌いながらレジに行ったりと、怪しいことをする時もありますね(笑)。
音楽ばかりやっている時も、イメージやアイデアは出てくるんですけど、何かポンッと出てきたりするのは、全く音楽に意識を向けていない時の方が多いかもしれないです。


――今の仕事を始めたきっかけを教えてください。

会社勤めをしながら、ずっとアマチュアバンドをやっていたんですけれど、今の事務所の方から「本気でやってみないか」と声を掛けていただいて。
その時までは、音楽は仕事をしながら一生趣味でやっていこうと思っていたんです。
でも、これはきっと一生に一回きりのチャンスかもしれないな、って思ってふいに会社を辞めちゃったんです。周りに「何を考えているんだ!」って言われながら(笑)。


――仕事を辞める時葛藤はなかったのですか?

もちろんすごく長い時間悩みました。
でも、ずっと引っかかっていたことがありまして…。わたしに音楽を教えてくれて、オペラも、歌うのも大好きだった父がいたんです。
わたしも当時はプロじゃなくアマチュアだったんですけれど、父はわたしのピアノに合わせて歌うのが好きだったみたいで。シューベルトの歌曲が十八番で、いつも2人で家でやっていました。
すごく大きい声で歌っていましたから、迷惑だったと思うんですけど(笑)。
ある時父が、「(わたしが)20歳になったら、一緒にリサイタルをしよう」と言ったんです。わたしも子どもでしたから、憎まれ口を叩きつつも「まあいいかな」と思ってたんですけどね。
でも、20歳になる前に父が亡くなって、「ああ、叶わなかったな」って思いました。
それがやっぱり会社を辞める時にも、どこかですごく引っかかっていて。叶わない夢ってやっぱりあるから、叶えるチャンスがあったらやらなきゃならないんじゃないかって、その時思ったんです。
でも、いい歳だったので、音楽を始めて売れない可能性の方が高いことは重々承知していました。
それでも、路頭に迷っても家族に迷惑さえ掛けなければいいかなって。
60歳になってみて、やってみたことを後悔することはまあないだろうと。
それで何となく、周りの反対を振り切って会社を辞めてしまいました。
やっぱり、やってみないと分からないじゃないですか。どっちを選んでも後悔するのなら、やらなかった後悔よりは、やった後悔の方がいいかなと思いまして。


――音楽を仕事にすると決めてから、どんな経緯で今の音楽へ行き着いたのですか?

「インストゥルメンタルの曲を書いてみない?」って言われて何気に書いた曲を、ちょっとした経緯で市川準監督が聴いてくださって。
それで「映画やんない?」っていきなり言われて。
だから、初めてのサウンドトラックの仕事が市川準さんだったという、今考えるととんでもない話なんですけど、恐れ知らずでやっちゃって。
その時は、さすがに監督も不安だったらしく、スタジオにしょっちゅう来てくださって、たくさんアドバイスをいただきました。その時に、映像に音楽をつける楽しさを教えていただいたんですよね。
今までインストゥルメンタルをやろうと考えたことはなかったんですけど、これは面白いかもしれないと思って。
それから、その映画を観てくださった方からアニメーションの仕事をいただいた時に、これはますます面白いかもしれないと思ってしまったんです。
昔からファンタジックな小説が好きでしたし、わたしの若いころはSFブームがあったりしたので、ファンタジックな方面は大好きだったんです。
なので、アニメの世界にあるファンタジックな世界、ミステリアスな世界と、自分の作りたい曲との相性が非常にいいのかもしれないなって思っちゃいました。その時にアニメのサントラをやりたいな、ってすごく思ったんですよね。


――壮大な物語の依頼が多いですよね。

どうなんですかね。
でも、作品に合わせた曲を書くっていうのがすごく好きみたいなんですよ。
コラボレーションみたいなものだと思っています。自分の中のイメージだけだと、出てくるものに限界があるじゃないですか。
音楽的なものじゃなくて、全く知らない世界観の作品に触れて、「じゃあこれにどういう音楽を鳴らしたら、一番ドキドキワクワクするのかな」って考えるのが、すごく楽しいんですよね。
どうやったら世界観をみんなに分かってもらえるのかとか、いろんなことを考えながら曲を作るのはすごく楽しい作業なので、幸福な仕事をしているなと思います。


――映像から音楽のイメージを作ることが多いのですか?

主題歌を作る時に大事なのは人物なんですけど、サウンドトラックを作る時に大事なのは背景ですね。
前にいる人物じゃなくて、その後ろの背景に合わせる。だからBGMを作る時は、その作品の背景画をいただくとイメージを膨らませやすいです。
もちろん動いている絵があればいいんですけど、アニメの場合はまだないことが多いので。実写の場合ですと、音楽を作る時には絵があることがほとんどなので、それを見せていただいて。
やっぱり、広さとか空間の感じがすごく大事なので、背景を飾ってみてイメージを膨らませたり。


――ライブ活動についてのお話を聞かせていただけますか?

アマチュアのころは月に1度くらいのペースでライブをやっていたんですが、音楽が仕事になってからは逆にライブの機会がかなり減っていました。
去年からYuki Kajiura Liveを定期的に行うようになったんですが、もう仕事という感覚は全くなくて、ただただ楽しいですね。
いいスパンで、年に2回ぐらいやらせていただいていて、ちょっと仕事に疲れたな、と思うとライブがあって、リフレッシュするっていう感じです。


――バンドをやっていた時から今のようなサウンドだったのですか?

もちろんそのころはインストゥルメンタルじゃなくて歌でしたけど、それ以外は案外変わってないですね。
逆に、デビューしてからしばらくは、割と明るい曲をやっていたので、かえってアマチュアの時の方が、今と近いことをやっていたと思います。


――曲作とライブは違うものですか?

そうですね。やる人と書く人と、何となく(自分の中で)違う人なので、そこを使い分けないと、同時進行は非常に難しいです。
書く人の時は、人前に出る仕事ではないので、どっちかっていうと下の方に沈む感じですね。
ライブだと上の方にガーンって上がっていく感じ。自分のテンションの保ち方が全く変わるんですよね。
その変化も面白いです。


――話は変わりますが、最近はザテレビジョン読者にも身近なものとして、テレビ番組「歴史秘話ヒストリア」の音楽も手掛けていますね。

番組のプロデューサーに「歴史番組で新しいカラーを出したいから、梶浦っぽい音で番組を埋め尽くしたい」と声を掛けていただきました。
注文はそんなになかったんですけど、“歴史秘話”なので、歴史の荒々しさより、ポイントを絞って歴史上の個人に焦点を当てたような音楽を作った気がしますね。


――実際に番組をご覧になった感想はいかがですか?

人が好きになる番組ですね。
水戸黄門は特に番組を見て、イメージが今までと全く変わりました。
実は非常に真面目な方で、知的で野心と好奇心に燃えた、日本の将来を考えた人だったと知って…。
水戸黄門がすごく好きになっちゃいました。
歴史上なので自分からは遠かったはずの人が、すごく身近に感じられたりして、いろんな人のファンになっちゃう。自分の曲が流れると、「来たか!」と思ってしまって「いかん、番組に集中しなきゃ」と思って見ています (笑)。


――気になる歴史上の人物はいますか?

特にいないですね。
逆に、全く知らない人を番組で取り扱っているのがまた面白かったりします。
名前は知らなかったけれど、明治時代に裁判制度を初めてやった話とか、「この時代にこんなすごいことをやろうとしていた人がいたんだ!」と思っちゃいます。
全然知らない話だけれど、すごく感動しますね。
当たり前なんですけど、みんないつの時代も一生懸命生きているんだなぁって勇気づけられる番組ですね。
仕事をしていて疲れた時に見ると、頑張らなきゃなって思います。


――オープニング・テーマ“storia(ストーリア)” を新たにボーカル曲としてカバーしましたよね。

作った時は造語だったんですけど、後から、これ日本語にしたら面白いかなって思って。
自分の中では、造語の曲と日本語の曲とでは全然作が違うので、造語に日本語を乗せようと思ったことはなかったんです。
今回はメロディーが童謡っぽかったので、実際に日本語を乗せたらすごくいい感じになって、これを Kalafinaでやっちゃおうかなと思って挑戦してみました。


――声がうまく乗っていますよね。

Kalafinaは3人3様、声の個性が全く違うのがいいと思っているんですが、特にこの曲は3人の声がそれぞれとてもいいところにマッチして、 Kalafinaらしいハーモニーになったと思っています。
Kalafinaの曲として最初から書いていたら出てこなかった曲だと思うんです。
テーマソングを作ったことで、今までKalafinaでやらなかった曲をやることができて、それがすごくいい感じにはまったので、貴重な試みをさせていただいたと思います。


――では、「歴史秘話ヒストリア」を見る人へメッセージをお願いします。

今までになかった切り口の歴史番組で、わたしも大ファンです。
歴史番組だけど、人間を描いている番組なので、わたしも歴史はからきしなんですけど、そんな人が見ても楽しめると思います。
音楽も、初めから人のドラマを描くような音楽にしたいと思って作っていたので、作品と合わせて楽しんでいただければ幸いです。


――最後に、発売中のサウンドトラックについてメッセージをお願いします。

ドキュメンタリーやアニメではなく、ナレーションバックの番組ですから、初めは音楽を立たせちゃいけないと思っていたんです。
でも、音楽プロデューサーから「好きにガンガンやっちゃってください」と言われて。いいのかなと思いつつも、ナレーション番組としては、派手な音楽になっちゃいました。
具体的なシーンに乗せたわけじゃないんですが、きっとこのシーンで流れるんだろうなと思いながら作るのがすごく楽しかったです。
独立した音楽としても楽しんでもらえれば、これ以上うれしいことはないです。


【プロフィル】
梶浦由記(かじうら・ゆき)●'92年にユニット「See-Saw」としてデビューし、約2年の活動を経て、ソロ活動を開始。
現在はソロプロジェクト「FictionJunction」を展開中。
また、劇場版アニメ「空の境界」7部作の主題歌のために結成された音楽プロジェクト「Kalafina」の音楽プロデューサーも務める。
映画、アニメ、ゲームなどさまざまな分野で楽曲提供、サウンドプロデュースを手掛けている。


CDアルバム「歴史秘話ヒストリア」オリジナル・サウンドトラック
発売中 3059円(税込) SME Records

CDアルバム「TBS系アニメーション Pandora Heartオリジナルサウンドトラック2」
9月30日(水)発売 3045円(税込) flying DOG

「歴史秘話ヒストリア」
毎週水曜 夜10:00-10:45 NHK総合で放送中

映画「劇場版 空の境界 第七章 殺人考察(後)」
テアトル新宿ほかで公開中

梶浦由記オフィシャルサイト
http://www.fictionjunction.com/

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://six001.blog116.fc2.com/tb.php/882-786c9a68
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

スポンサードリンク

アクセス

アクセスランキング

関連記事Loader

[猫カフェ]futaha

FC2カウンター

free counters

Lc.ツリーリンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。